来世が無いとしたならば
キリスト教の教義は
永遠に残る世界の欺瞞である
-マーチン・スコット-
【STORY】
どこかの街の、どこかの裏通りにひっそりと佇むレストランバー。
今夜の客は、死を目前に控えた男だった。
思い残すことがあると告げた男に、無愛想な店主から贈られたささやかなプレゼントは…
【ABOUT】
「機動戦士ガンダム」や「装甲騎兵ボトムズ」などを手がけた事で知られるアニメーター・吉田徹の映画初監督作品。
大阪東成の実験アトリエ♭で10 人の映画監督とともに進めている実験映画企画「♭を巡る十の短編集」の第3 作に位置づけられる短編映画である。
【制作者プロフィール】
監督: 吉田徹 (よしだとおる)
香川県出身の日本のアニメーター、メカニックデザイナー、アニメーション演出家。
1980 年代、高橋良輔リアルロボット四部作の二作目『装甲騎兵ボトムズ』でメカ作画を担当。
群を抜く鮮烈な作画で他の話数を圧倒、多くのファンを獲得した。
近年は作画から演出までをもこなし、そのジャンルもメカ物に留まらず、美少女物まで多岐に渡るという、マルチクリエーターぶりを示す。メカ作画はなお健在で『機動戦士ガンダム SEED』でもメカ作監として活躍している。
元々アニメよりも実写映画の演出に興味と造詣が強く、本作品では初の映画監督作品となる。
プロデューサー:ハナムラチカヒロ(はなむらちかひろ)
役者、アーティスト、デザイナー、研究者。
京都生まれの父とソウル生まれの母を持ち、大阪で育つ。
映画を中心とする俳優活動、インスタレーションを中心とするアート活動、空間を中心とするデザイン活動など、多岐にわたる表現活動を行う。
本作では自身のアトリエにおいて進めている企画として制作と主演の両方を担う。
脚本:佐藤絢美(さとうあやみ)
映像作家。民俗学や宗教をベースにした怪奇映画を中心に活動する。
代表作は映画『不完全な胎動』(中編53分)監督・脚本(2008年)、総合芸術イベント『境界を渡れ』主催(2009年)など。
本作では、脚本を中心に企画から制作まで幅広く手がける。
撮影監督:松浦莞二(まつうらかんじ)
映像作家、映画監督。大阪生まれ。
『ロシアの山』(第四回CO2入選作品)や『キョウトクワイエット』(CINEDRIVE 2010上映)などの監督としてしられる。
劇団Lowo=Tar=Vogaの映像監督や精華大学での展覧会「Life with Art」にて映像制作参加するなど幅広く活動する。
スタジオkk創立メンバー。
最新作は『鏡のなかの鏡』(http://www.youtube.com/watch?v=TfDuF40Ag5M)PR